どうもこんにちは。
突然だが皆さんは「アンバサ」をご存知だろうか?
「アンバサ? アンバサダーのこと?」
そうではない。てかアンバサダーって何だ。……大使、代表、代理人、などの意味だそうです。
違う。私が言っているのはアンバサ、である。

これがアンバサ。
おお、懐かしい! と思う人はたぶんオジサン・オバサン。何これ? 見たことあるような気もする……と思う人は、私と同年代かそれ以下でしょう。
記事として取り上げたはいいものの、別に私はアンバサオタクでもなければ、発売当時を知る人物でもないので、詳しい説明はウィキペディアに譲るとして。
先日、富山へドライブに行った際に買ってきたので、久々に飲んでみました。

色はカルピスソーダと同じような白色。
飲んでみると、炭酸はかなり弱め。味はカルピスソーダのような、しかしそれとはまた違う、さっぱりとした爽やかな味わいです。カルピスソーダやスコールの対抗馬として発売された乳性炭酸飲料らしいですからね。まァ、今となってはよくある感じですけれど。
ウィキには「カルピスの牙城を崩すまでには至らず」とあり、なるほど、カルピスソーダよりマイナーな商品ですが、個人的にはアンバサのほうが好きです。カルピスソーダは甘味料が入ってるのよね……。身体にいいとか悪いとかではなく、甘味料特有の、舌に残るあの甘ったるい感じが大嫌いなので。

で、これを読んで「俺も飲みたくなってきたなぁ~!」「よし、近所の自販機まで買いに行くか!」と思った、わが222万*1の新潟県民の皆さん。
およしなさい。無駄です。
「そう言われてみれば、最近見かけないな」と思ったあなたは勘がいい。
もうお分かりだろう!
新潟県では――アンバサが売っていないのである!!
嘘だと思ったら、街中の自販機なりスーパーなりを探して御覧なさい。
しかし、以前はあったと思うんですけどねぇ……。口のところが細くなったアンバサの缶、見た覚えがありますもん。いつの間にか消えたな。
実は、ボトラー(自販機の供給を行う会社)の関係で、「地域限定商品」というものがあるのです。今はボトラーの多くが合併して規模が大きくなったようですが。
例えば、かつてあの「MAXコーヒー」が千葉や茨城周辺でしか売られていなかったのも、旧利根コカ・コーラボトリングの管轄内でしか販売されていなかったからです。
アンバサについて言うと、上越に近い長野県と富山県では販売されていることを確認済み。だから富山へ行った時にわざわざ買いました。これはおそらく、富山県、石川県、福井県、長野県を管轄する「北陸コカ・コーラボトリング」の販売網によると思われます。
他方、新潟県は「コカ・コーラボトラーズジャパン」という別のボトラーの管轄。そのため、北陸三県&長野とは自販機の品ぞろえが微妙に異なります。
加えて、そもそもアンバサ自体の影も薄い。天下のコカコーラ製品なのに……ていうか、またウィキからの引用ですけれど、驚くべきことに「日本コカ・コーラの公式サイトには一切製品情報が掲載されていない製品でもある」って書いてあります。

おお、なんと不遇な飲料であることか! 現役で売られているのに、商品情報が掲載されていないって、そんなことある? かつてのライバルのスコールは、なんと身内ヅラしてコカ・コーラのサイトに載っているのに!*2
白い巨人・カルピスを倒すため鳴り物入りでつくられておきながら、「君が死んでも当局は一切関知しない」とばかりに戸籍(商品情報)を抹消され、明らかな劣勢に立たされた今もなお、細々と戦い続ける孤高のレジスタンスのような存在、それが「アンバサ」なのです。日本コカ・コーラ社の闇は深い。
そんな孤独なアンバサを、みんなも飲んで応援しよう! 近所で売っていなくても、今は通販というものがありますからな!
……最後はなぜか宣伝っぽくなってしまいましたが、コカ・コーラから金銭を受け取っているわけではありませんので、念のため(笑)。