鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

ジクサー250納車さる

どうもこんにちは。

3月半ば、注文していた「ジクサー250」が納車されました。

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スズキパワー!! スズキパワー!!

ジャーン!!

……いやぁ、かっこいいですねぇ。

ワタクシ、クルマは同じくスズキのスイフトスポーツ(スヰスポ)、しかも青色に乗っていると以前にも書きました。正直、注文したばかりのころは「仕方ないとはいえ、色が被ってしまったな……」みたいに思った節もありましたが、実物を見るとまったく気になりません。存在感アリアリで、むしろ青にして正解。

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メーカー名よりかなり控えめなGIXXERのスペル

ちなみにこのバイク、お店でハンコを押したのが昨年の12月10日。スズキがインドの工場で生産して日本に輸入しているバイクなのですが、御多分に漏れずコロナ禍で生産が滞っており、そのときの話では「納車はおそらく3月か4月くらいになるかと。気長にお待ちください」とのことでした。

rockmansion.hatenablog.jp

それからちょうど2ヶ月経った2月10日に、バイク屋から電話がかかってきました。お、そろそろ生産の見込みが立ったかな? と思いきや、なんと「ご注文のジクサー250ですが、本日店に届きました(^^)」。

えぇ……(ドン引き)。

3月か4月になると言われていたバイクが、予定よりずっとずっと早く届いて、本来なら大喜びすべきなのでしょうが、ちょっと待ってください。

ここは新潟県です。

2月半ばの新潟県上越市、周囲に雪はモリモリです。4日前の2月6日には、この冬初めて市の中心部でも積雪が1mを超えたとニュースになったばかり。

www.joetsutj.com

こんな状況でバイクに乗れるはずがありません。……というわけで、ひとまずお店で預かってもらい、3月に入って雪が溶けてきたら受け取りに行くことに。そうしてそのまま約1ヶ月お預けを食らい、3月半ばにめでたく納車と相成ったわけです。

 

ここからは、ジクサー250のいいところを挙げていこうと思います。

値段が安い

ジクサー250は新車で44万8000円(税込)。と言われても、これが高いのか安いのかよく分からない方もいると思います。以前の記事でも比較した、他社の同排気量のネイキッドバイクと比較してみますと、

  • カワサキ Z250 610,500円
  • ヤマハ MT-03 621,500円
  • ホンダ CB250R 564,300円
  • スズキ ジクサー250 448,000円

安ゥイ!! 泣く子も黙る44万8000円であります。

……まァ、気筒数やら冷却方式やら、スペックがいろいろ違うので一概に比較はできませんが、他社が250ccバイクを50万60万という値段で売り出している中、この値段からラインナップしてくれるのはさすがスズキ。ありがたや、ありがたや。

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安くても前後輪ともABSを標準装備

余談ですが、原付の王様スーパーカブの最上級グレード「C125」や、そのオフロード仕様の「ハンターカブ」は税込44万円です。つまり、ジクサー250はニーハン(250cc)の中型バイクなのに、原付の一番高いやつと値段がほぼ一緒なのです。四輪車もアホみたいに安いスズキ、いったいこのメーカーはどうなっとるんや……。

 

新型「油冷」エンジン搭載

バイクのエンジンの冷却方式は大きく分けて2つあり、1つは「空冷」。走行時に起こる風で自然に冷却しようとするもの。もう1つが「水冷」で、冷却水を循環させて冷やすものです。

ジクサー250はこのどちらでもなく、エンジンオイルを循環させて冷却する「油冷」という方式です。油冷エンジンは、1985年にスズキが「GSX-R750」というバイクで世界で初めて市販車に搭載し、以後ナナハン(750cc)やリッターバイク(1000cc超)のエンジンに採用され、2008年まで販売されました。

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これがスズキパワーの源、

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噂の新型油冷エンジンだ!(よく分かっていない)

その後しばらく油冷エンジンが日の目を見ることはありませんでしたが、2019年、このジクサー250をもって復活。11年ぶり、しかも従前の「油冷=大型」というイメージを覆すニーハンの新型油冷エンジンということで、バイク愛好家の中では大きな話題となったそうです。……知らんけど。

……いや実際知らんのよ。上の話も私の知識ではなく、ネットで適当に調べて書きました(笑)。当然ながら乗ってみても違いは分かりません。そもそも比較対象が教習車*1しかないし。今のところは、なんとなく「スズキの油冷はすごいらしいぞ(小並感)」というだけで優越感に浸れています(笑)。

 

低燃費

ジクサーの乾燥重量は154kg。軽さではホンダCB250Rの144kgには敵いませんが、燃費という点で見ると、CB250Rの33.7km/Lをしのぐ37.7km/Lというカタログスペックを誇ります。

燃費は季節や乗り方に左右される部分も大きいものの、ネットでジクサー250に関する記事を見ると、40km/L以上走るという話もあります。

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メーターは反転液晶。残念ながら燃費計は無し

昨今のガソリン高騰の中、スヰスポはハイオク車なので、必要経費と割り切りつつもやはり給油時は気が気でない一方、ジクサー250はレギュラーガソリンで40km/L近くも走ってくれるのはなんとも頼もしいところです。

ちなみに燃費の話が出たので一応触れておくと、ジクサー250には弟分――というか250より先に出たので兄貴分と言うべきか――の「ジクサー150」というバイクもあります。

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スズキ公式HPより、ジクサー150。サイゼの間違い探しレベル

見た目は250とほぼ一緒ですが、その名の通り150ccエンジンを搭載。こちらは空冷だったり装備がちょっと違っていて、お値段もおよそ10万円安い。誰が呼んだか通称「燃費王」、その燃費は実に51.0 km/L!

スズキは頭おかしい(褒め言葉)。

 

……と、こんな感じで、乗らなくても分かるようなジクサー250の利点を挙げてきました。この記事を書いている時点では、まだ数回しかマトモに乗っておらず、距離で言っても170kmくらいです。これから数百キロ、あるいは数千キロと乗る中で、さらにいいところや悪いところも見えてくるでしょう。

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弁当箱みたいなマフラー。個人的には好き

そのあたりの気づいた部分は、ツーリングの記録と合わせて書いていこうと思いますので、お暇があるときにチェックしてみてください。

新しく「バイク」というコンテンツが増えた弊ブログ、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

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