鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

さようならPixel、こんにちはXperia

どうもこんにちは。

2020年1月に買った「Pixel3a」をかれこれ2年8ヶ月使ってきました。お値段は4万9,500円、色はPurple-ish。ごく薄い紫色のボディーに、ライムイエローの電源ボタンがアクセントになっていて、値段のわりに機能も必要十分で、たいへん良いスマホでした。

rockmansion.hatenablog.jp

 

……が、今回そのPixel3aに別れを告げ、スマホを新調したのであります。それが「Xperia 10 Ⅲ Lite」です。色はブルー。こいついつも青いもん買ってんな。

上に挙げた過去記事のタイトルでお分かりのように、Pixel3aの前にはXperia*1を使っていたので、これで再びXperiaに回帰したわけです。

さて、この機種を選んだ決め手は「カメラ」と「値段」でした。

Pixel3aのカメラは非常に出来がよくて、撮影した画像に適切な処理を施すことで、単眼にもかかわらず、その不足分を補うキレイな写真が撮れるのがポイントでした。たしかに、スナップ写真ならコンデジと比べても見劣りしません。

一方で、室内で写真を撮る際などに、もっと広角のレンズがあればなぁと思う場面が多くありました。最近では寝台特急サンライズ出雲」に乗車した際、個室内の写真が上手く撮れなかった、というケースがそれです。被写体から離れれば全体像を収めることも可能になりますが、狭い車内では限界があります。

それ以外にも、やはり屋内での撮影にはもっと広角で撮れるレンズが欲しい。料理しかり集合写真しかり。

その点、Xperia 10 Ⅲ Liteは最近のスマホらしくレンズが3つもついています。これでもって超広角の写真が撮れます。要するに、周りの景色をより広く写せるようになるんですね。

https://xperia.sony.jp/xperia/xperia10m3/camera.html

あと、使い始めて気がついたのは「マニュアル撮影モード」があること。これが地味に便利です。Pixel3aでも明暗などは多少いじれるものの、基本的にカメラ任せのフルオートでしか撮れません。普段はそれでいいんですが、こういう因果な趣味をしていると困る場面があります。

具体例を挙げましょう。先月、バスに関する記事を書きましたね。あの記事の写真は全てスマホ(Pixel3a)で撮影したものです。その中から、肝心のバスの写真をご覧ください。

これです。何が問題か、お気づきになりましたか。

正解は「行先表示が撮れない」のです。いま主流のLED式のものだと、このように列車やバスの行先表示の文字が切れてしまうことがあります。本来ならばバスの前面に「快速 魚沼基幹病院」と表示されているのに、これでは注釈をつけないとどこ行きのバスを撮ったものやら分かりません。

解決するには「シャッタースピード」をいじればよいのですが、Pixel3aはそれができなかったので、せっかく珍しい行先表示や変わったテロップなどを目撃しても、スマホでは上手く撮影できない、というもどかしい経験が何度もありました。

ところで、私がスマホの超広角レンズというのものに初めて触れたのは、iPhone12 mini。次はもっと小さいスマホがいいな……と思いつつ、家電量販店で展示のiPhoneをポチポチしていたところ、こんな便利な機能があるのかと驚いた次第。小さいけど超広角レンズ搭載のiPhone12 mini、ええやん。ずっとAndroid派だったけど、思い切ってiOSに乗り換えちゃおうかな!(^^)

……と思った矢先、iPhoneが爆値上げし乗り換え計画は白紙に。

news.yahoo.co.jp

7万円前後なら何とか……と思っていたものが、一瞬にして10万円弱にまで値上げですからね。モノはまったく一緒なのに。申し訳ないがスマホに10万は出せないわ。ついこの間発売された最新機種の一番高いやつは、マトモに買えば30万近くするんでしょう? イカレてんな……。

で、30万はおろか10万円のスマホも買えない私は、値段と性能を吟味した末、結局またXperiaの廉価機種に戻ってきたわけです。楽天モバイルの割引で2万7,000円くらいで買えました。ううむ、型落ちセール品とはいえPixel3aの半値程度しかしなかったのは、さすがにランクを落とし過ぎた感が……。

まァ、私がスマホに求めているのはこの程度の性能だということをご理解ください。しかし上に書いたとおりカメラ機能は満足していますし、性能面以上に心配していた「スマホの乗り換え(データの移し替え)」も案外とすんなり行って、今のところ失敗したなと感じる部分はありません。

強いて言えば、重い。本体重量は約169gと、Pixel3aよりも22g重くなりました。たったの22gとはいえ、比べると明らかにずっしり来る重さです。

余談ですが、検討の段階で一応、Pixelシリーズの最新廉価機種「Pixel6a」も触ってみたところ、あまりの重量差*2に「これはないな……」と候補から外したので、もし6aにしていたらどうなっていたでしょうね。右手だけムキムキになっているかな(笑)。

Pixel3a(右)との大きさ比較

それからスマホの出来とは関係ありませんが、残念なのは小さいスマホにすることができなかった点でしょうか。Xperia 10 Ⅲ Liteの大きさはPixel3aとほぼ一緒。ベゼル*3が小さくなったので、大きさそのままに画面はデカくなりましたが。

使い始めて約1ヶ月、ようやくこまごました設定やカスタマイズがこなれてきた感があります。いい意味で「安いスマホ」なので、普段使いから旅行まで、あちこち連れ回して使い倒して行こうと思います。

ちなみに、これまで使っていたPixel3aはどうするかというと、バイクのカーナビアプリ専用機として使うつもりです。ハンドルに取り付けるタイプのスマホホルダーがあるのですが、クルマと違って剥き出しなので、万一にも走行中に落下したり、何かと接触したりしたら大惨事になります。また、振動を与え続けるとカメラが故障するという例もあるといい、いずれにしてもメインのスマホを取り付けて使用するには、あまりにリスキー。そのため、中古で安いスマホを買ってきて、カーナビ用のサブ機にする人もいるようです。

というわけで、Pixel3aくんもお役御免で隠居というわけにはいきません。これからは体を張って、私のツーリングのお供をしてもらいます(笑)。

 

 

*1:Xperia X Compact

*2:3aは147g、6aは178g

*3:画面の周囲の黒いフチ