どうもこんにちは。
今回は、スーパーカブ110が納車されて最初に行ったツーリングのお話です。4月上旬の話ですので、少し間が空いてしまいましたが、どうぞ。
2024年4月8日(月)
まず訪れたのは、上越のバイク神社こと「風巻神社」。その名の通り風の神様を祀っており、上杉謙信も戦の前に戦勝祈願に訪れたそう。樹齢1,000年を超えると言われるエドヒガンがちょうど満開でした。

2年前、ジクサー250を購入した際にも真っ先にここへ向かいました。ただし、当時は宮司さんがお留守。無人の社務所で、料金箱にお金を入れて、お守り*1をいただいていきました。
それからジクサーには2年乗ったわけですが、初心者なのに2年間無事故無違反、さらには立ちゴケすら1回もありませんでした。なんという御利益!
今回は宮司さんがいらっしゃったので、ジクサーに付けていたお守りをお返しして、新たなお守りをいただきました。さらにはご厚意でヘルメットと新車のカブにお祓いまでしていただいて、少し歓談。宮司さんご自身も無類のバイク好きです。風の神様だからバイク神社と勝手に呼ばれるようになったわけではなく、ここは名実ともに「バイク好きの集まる神社」なのです。
風巻神社を後にして、長野方面へ。信濃町から飯綱山の裏をぐるっと回って戸隠まで行きました。戸隠といえば戸隠神社……ですが、沿道には雪がガッツリ残っていてクソ寒い!!

腹も減っていたし、今日の神様へのあいさつはバイク神社だけで充分だろう(?)と戸隠神社はスルーして、開いていたそば屋へ適当に入ります。店内ではストーブが焚かれ、出された熱いお茶が凍えた体に沁みました。

いろんな小鉢とざるそばのセットを注文。へぎそば文化圏で生まれ育ったワタクシ、いくら寒くても基本的にそばは冷たいほうが好きです。季節柄、小鉢の中身や天ぷらは山菜が多い。フキノトウが苦手なので、やや閉口しつつもいただきました。
そばを食ったら大いに元気が出たので、そのまま鬼無里(きなさ)へ向かうことに。途中、「公衆電話」と書かれた謎の小屋を発見。電話ボックス……にしてはでかいな。


反対側の壁面には、バス停の標示が取り付けられていました。バスの待合所でした。

中を覗いてみると、去年のカレンダーが壁に貼られたまま。ベンチのほか、右奥の小窓のところには謎の棚が作りつけられ、モジュラージャックがあります。かつてはここに公衆電話が鎮座していたと思われます。

バイクを走らせ、鬼無里の中心部へ。ここがムラの「ターミナル」です。山あいに古びたバスの車庫があり、レトロなバスが停まっていて、目の前には食堂を兼ねたような旅館が1軒。ううむ、「都会人の考える理想の僻地」って感じ。これでも合併して今は長野市ですからね。新幹線が停まり、観光客の押し寄せる善光寺がある、県庁所在地の長野市の一部です。同じ市とは思えん。

ちなみに、停まっていたバスにはナンバープレートがなく、廃車になった車両のようでした。つまりオブジェです。しかし雰囲気づくりに一役買っていていいと思います。
その後は国道406号を白馬方面へ進んでいきます。ジクサーと比べて排気量が半分以下になったので、急勾配だとやや力不足の感は否めません。が、ギアを2速まで落とせば全然問題なし。膝を擦らんばかりに身体を傾けて、ワインディングを猛スピードでヒラリヒラリと駆け抜けるようなバイクじゃありませんからね。でもなぜか楽しい、最高に楽しい!

気づけば、このツーリングのハイライトに到達していました。
「白沢洞門」。隧道ではなく洞門。何が違うのかと聞かれても即答できませんが、とにかく勾配のサミットを短いトンネルで抜けると、そこに突如広がるのがこの景色です。トンネルの入口がカーブしていることもあり、舞台効果としては抜群。

4月上旬なので、向こうに見える白馬の山にはまだ雪が多く、周りの木々も葉を茂らすには至っていません。あと1ヶ月遅い新緑の季節はきっと爽快でしょうし、緑濃い盛夏でも山の雪は完全に溶けないでしょうから、その時期もまた素晴らしいと思います。
しかし、今の私にはこれでも充分絶景でした。何より、小さな原付バイクを相棒にしてこんなところまでやって来た満足感。ともすればクルマは「連れてきてくれた」感じになりますが、バイクは「一緒に走ってきた」という感慨がひとしおです。鉄の馬だよ本当に。馬に乗ったことはないけどね。

その後は白馬の町に下りて、駅を見物。国道148号で糸魚川を経由し、国道8号で帰りました。148号の長大トンネル(スノーシェッド)区間は地味に緊張しましたね。後ろに速いクルマが来たら、さっさと譲るのが自他ともにストレスなく走るコツですけれど、トンネル区間は譲りようがないからね。あのへん、ダンプやトラックも多いし。

帰宅後のトリップメーターは226.1km。慣らし運転は最初の500kmと言われているので、今日だけで半分近く終わってしまいました(笑)。
ていうか、ジクサー250でも1日に200km超なんて走ったことがなかったですよ。110ccの原付にパワーダウンしたはずなのに、なぜ初回からこんなに走ってしまったのか……。
おそらくこの謎は、カブに乗った人にしか分からないでしょう。
*1:バイクのハンドルに取り付ける安全祈願の「道楽守」