どうもこんにちは。
大学進学と同時に購入した洗濯機が8月に故障したので、新しいものに買い替えました。
今まで使っていた洗濯機
「東芝 AW-50GL」です。2013年製。容量は5kgで、購入時の価格はたしか4万円ほど。東芝の当時の最廉価モデルだと思います。
最廉価モデルである証がこの操作パネル部。ご覧の通りめちゃくちゃシンプルです。シンプルすぎてセグメントLED(数字表示)すらついていません。ハイアール製のもっと安いモデルでさえ付いているのにね。だから、洗濯の残り時間が分からないんですよ……。もっとも、全自動洗濯機なんてボタンを押したらあとはブザーが鳴るまで放置すればいいですから、そこまで困ることはありませんでしたが。説明書にはだいたいの所要時間が書いてあるし。
洗浄性能に関しては、運動部でもなかったので、泥だらけ汗まみれのユニフォームを洗うようなシチュエーションもなく、これと言って不満ありませんでした。カレーや醤油が垂れたような、時間が経ったシミ汚れなんかはさすがに落ちにくかったですが、それは洗濯機の問題というより、そういうものだと思っていたので……。最新型の高級モデルは違うんですかね、知らんけど。
それより一番困ったのは、予約が9時間 or 6時間固定であること。これは社会人になってから実感したのですが、たとえば朝7時に家を出て、19時に帰ってくるとすると、12時間後に終わるようにセットしたいけどそれができない。あるいは、寝る前にセットして、朝起きたら洗濯が終わっているようにしたい。そんなときに地味に困りましたね。
あと、「毛布」という大物を洗うコースもあるんですが、実際に布団やシーツを丸洗いしようとすると大量の水を吸って重心がズレるせいか、脱水の段になってドッタンバッタン大騒ぎ。洗濯槽がフタを突き破って飛び出してくるんじゃないかと思いましたよ(笑)。そうなると、洗濯物の片寄りを直すために自動で注水が始まって、でも片寄りがうまく直らないまま脱水で再びドタバタ、再び注水、再び脱水、注水、脱水……のループに突入。しまいにはエラーを吐いて止まってしまいます。せっかく普段は「すすぎ1回」コースにしているのに、ちっともエコではない。
東芝の洗濯機はどうもこのあたりが弱いようで、ネットで検索すると同じことを嘆いている方がちょこちょこ出てきます。何を隠そう、むかし実家で使っていた東芝の洗濯機もそれで悩まされ、ついには買い替えるに至った過去があります。
そうは言っても、4回の引っ越しに耐え、11年も働いてくれたんですからよく持ったほうでしょう。標準使用期間7年ですからね。大学時代、この表示を見ては「2020年かぁ。きっと社会人になっているんだろう。自分はどこでどんな仕事をしているかな。まだこの洗濯機を使っているのかな」と想像したものです。それが2020年を超えて2024年まで付き合うことになるとは。思えば遠くへ来たもんだ。
最後は、洗濯槽に水が貯まらず垂れ流しになったり、すすぎの際に水がすっかり抜けてしまったりという状態が頻発するようになったため、買い替える決断をしました。
新しい洗濯機
「シャープ ES-S7J」です。容量は洗濯7kg、乾燥3.5kg。おめでとう! 縦型洗濯機はドラム式洗濯乾燥機に進化した!
や、迷いましたけどね。だって高いもん……。ケーズデンキでコミコミ15万円もしました。一応、ドラム式の中では小さくて安いほうでしたが、それでも4万円から15万円にグレードアップですよ。今までと同等か一回り大きいサイズにしても、縦型洗濯機なら5万円程度で買えます。
しかしながら、やはり乾燥ができるモデル、そしてドラム式を買ってみたかった。洗濯が終わったものをハンガーにかけて、干して、取り込んで、畳んで、という工程が甚だ面倒くさい。外干しは当然天気や時間に左右されますし、部屋干しするとニオイや湿気が気になるし、干すスペースも限られていますし。かといって一度の洗濯を少量にしてみたところで、ハンガーにかけて、干して、取り込んで、畳んで、という手間は変わりません。何より、
日本海側は天気の悪い日が多い! ムキー!!
これに尽きる。ちなみに、以前住んでいたアパートは浴室乾燥機能があったんですが、引っ越したらそんな気の利いたものはなくなりました😇
乾燥機自体は、しばしばコインランドリーに行って使うことがありました。ただ、たとえば暴風雨 or 暴風雪のクソ寒い冬の日に、しっとり濡れた洗濯物をクルマに積んで持って行き、30分くらい経ってまた取りに行く手間をかけられるかっちゅー話。クルマに雪が積もっていれば出発前にそれを落とさにゃならん。道に雪が積もっていれば運転にも神経を使わにゃならん。
8月に購入して、今は最初の冬を迎えたばかりですけれど、干す手間だけじゃなくそういう面倒からも解放されたのが大きい。差額10万円の価値があるってもんですよ。「雪国の暮らしやうは、冬をむねとすべし」ですよ。
まァ、衣類は結構シワシワになりますけどね。あと、時間がめちゃくちゃかかる。洗濯~乾燥までやると4時間近くかかります*1。容量は洗濯7kg、乾燥3.5kgと言いましたが、乾燥までしようとすると3.5kgしか洗えないので、実際には前の洗濯機よりも容量が小さくなっている件。その分、洗濯の回数は増えてしまいました。逆に言うと、頻繁に洗濯する(そして乾くまでのインターバルを考慮しなくてよい)ので、「洗い替え」が少なくて済みます。ハンガーもかなり余るようになりました。
メリット
- 天気の心配をしなくてよくなった
- 干す手間がなく、いきなり畳む工程に飛べるのは最高に時短
- ハンガーや洗い替えの衣類をいくつも用意する必要がなくなった
デメリット
- 服のシワがすごい。お気に入りの服は乾燥かけるのをためらう
- 風呂の残り湯を使えなくなった(普通に洗う分には節水)
- 電気代が高くなった(乾燥までしているので当然)
まとめるとこんなところ。項目の軽重が違うので、全体的には満足しています。これからの時期はますますありがたみを実感できるはず。いつか読んだ雑誌に、「高性能の家電を買うことは、自宅をリフォームするくらいの効果を得られる」というようなことが書いてありましたが、まさにその通り。これさえあれば浴室乾燥機もサンルームもいらん。
強いて言えば、クソでかくてクソ重くなったので、いつか次に引っ越すときが心配です。今から心配しても仕方ないことですけれどね。ま、その時はお金で解決しましょう……。
*1:でも部屋干しで乾くまで半日以上かかることを思えば早い