どうもこんにちは。
スーパーカブに乗り始めて2年目、夏の酷暑に耐えながらも順調に走行距離を伸ばしておるところです。先日は群馬まで行ってきました。
2025年6月19日(木)
朝6時ごろに自宅を出発し、まずは長野方面へ。国道292号で県境を越えると、飯山市を通り過ぎ、中野市へ入ります。

中野市内のすき家で朝食。元気モリモリ高森浩二と化した私は、292号をさらに登っていきます。先にネタバレをしますが、この国道292号は日本で最も標高が高い地点を走る国道で、そこが今回の目的地の1つ。
湯田中の温泉街の近くを過ぎると、快走路そのものであった道路は次第にグネグネとカーブし始め、ワインディングロードへと変貌。勾配も急になり、110ccのエンジンでは、ギアを3速、時には2速まで落とさないと登れません。
沿道に突如としてホテルが林立するようになると、そこはリゾート地として名高い志賀高原。駐車場に止められた高級そうなセダンやSUVを尻目に、定価30万円のスーパーカブは唸りを上げて峠に挑みます。

途中、横手山ドライブインで休憩。ちょうど観光エスカレーターだか何だかの営業が始まるところで、呼び込みのアナウンスがかしましい。初めて来たのでこういうものに乗ってみたい気もしますが、目的地はもう目前なのと、停車した瞬間にアブだかハエだかがバイクにめちゃくちゃタカって来るので閉口し、トイレと水分補給だけで出発しました。

やがて、長野・群馬県境の渋峠に到達。原付で群馬県まで来てしまいました。ここは県境の上を跨いで建てられたホテルがあることで有名です。ただ、この日は営業していなかったのか、ひっそりとしていました。
で、峠が最高地点かと思いきやそうではなく、ここから800mほど群馬県側に入ったところに「日本国道最高地点の碑」があります。

私をライダーの道に引きずり込んだ会社の先輩が、「ここはクルマじゃなくバイクで行きたかった」と語るのを聞き、自分もいつか、 "あえて" バイクで行ってみたいと思い続けて幾星霜。とうとうたどり着きました。それもジクサーじゃなくスーパーカブでね。
……まァ、「いつか」だの「とうとう」だのと感想を盛っていますけれど、実は上越から片道90km弱しかないので、来ようと思えば2~3時間で来られるところです。それでも、最高地点からの景色は「たどり着いた」という達成感を満たすには充分でした。

その感慨にじっくりと浸りたいところですが、この地域一帯が観光地であるため、あとからあとからクルマやバイカー集団が現れます。停車できるスペースには限りがあるので、10分ほどで退散しました。相変わらず虫が死ぬほどタカって来るしね😰
さて、ここまで来たら草津温泉はもう目と鼻の先。47都道府県すべて行ったなどと豪語しておきながら、草津には行ったことがなかった*1不肖ワタクシ。せっかくだから行ってみましょう。
数年前に噴火を起こした白根山のふもとを、今度はグニャグニャと曲がりくねりながら下っていきます。森の中の高原リゾートという趣だった長野県側とは打って変わり、標高の高さに加えて、有毒な硫化水素が噴き出している箇所が点在するため、草木の生えていない荒涼とした景色が広がっています。
「駐停車厳禁」と書かれた標識がところどころに立ち、理科の教科書で読んだ「腐った卵のようなニオイ」が鼻につきます。好もしいものではありませんが、バイクだと、こうしたニオイの変化も敏感に感じ取れるのが1つの醍醐味です。

温泉街の狭い路地を通り抜け、Googleマップで見つけた日帰り温泉施設へ。広くてキレイで混んでもおらず、源泉かけ流しのとてもいいお湯でした。やはり温泉はかけ流しに限る。

ついでに併設の食事処で昼食。上州名物「ひもかわうどん」です。きしめんのお化けみたいなやつ。べろべろと一息に食ってしまう。

昼食後は町営の駐車場にバイクを止め、草津の街歩きに繰り出しました。これが有名な湯畑ですね。周りが暑いので湯気は見えませんが、寒い時期に来たらきっともうもうと湯けむりが上がって、迫力があるんでしょう。
湯畑の周りは観光客だらけ。外国人も多いですが、日本人はカップルの姿が妙に目につきます。なんだか虚しくなってきた。新潟から原付でやってくるような異常独身男性は、そろそろおいとましますかね……。

ただ、来た道をそっくりそのまま戻ったのではおもしろくないので、もう1箇所寄り道。クルマならばすれ違えないような細い道を進み、最後は舗装が無くなってダート道となったところをガタガタ行くとたどり着けるのが、渋峠と並んで有名な(?)長野・群馬県境、毛無峠です。
その名の通り、周辺には草木のほとんどない荒涼たる景色が広がり、あたかも「群馬県は危険なため立ち入り禁止」に見えることから、ネットミームとして広まりました。

ちなみに、最近この「群馬県」という看板が新しくなったのですが、わざわざ文字のかすれ具合を再現した新品に取り換えられたことで、こちらも話題になりました。中之条土木事務所はよく分かっとる。
この「立ち入り禁止」の先には、かつて「小串鉱山」という硫黄鉱山があり、最盛期には2000人を超える人々が住んでいたそうです。1937年に大規模な山崩れが発生し、245人が亡くなる大災害に見舞われながらも、1971年まで操業していたというから驚きです。

その往時を偲ぶかのように、近くには硫黄製品や資材を運搬するために使われた索道の跡が残っています。人里離れた峠に赤さびた巨大な鉄塔が立ち並んでいる姿は、まるで立ち往生した巨人がガイコツになって取り残されているようでした。

最後に涼しげな画像を。山を下りたところが小布施だったので、竹風堂の栗みぞれを食って帰りました。
帰宅してトリップメーターを見ると、カブでの1日の走行距離を大幅に更新する、239.9kmでした。おお、マジか。直線距離にしたら東京都内まで行けてしまう。
……さすがに帰路の飯山あたりでウンザリして、新井でケツの肉が取れそうになりましたが(笑)。
*1:鉄道が通っていないので……