鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

2026年3月ダイヤ改正雑感【新潟】

どうもこんにちは。

JR各社を中心に、来年3月14日に行われるダイヤ改正の概要が発表されました。久しぶりにブログで私の気になったポイントを見ていこうと思います。

と言っても、次回のダイヤ改正では新潟県内(特に上越市周辺)の話題は少ないようですが。さらっとまとめていきましょう。

 

JR東日本 新潟支社

公式プレス:

https://www.jreast.co.jp/press/2025/niigata/20251212_ni01.pdf

◇ 夜間作業時間拡大のため上越新幹線最終列車の時刻を繰り上げます
◇ 一部区間でワンマン列車のご利用方法を変更します

ダイヤ改正は毎年、列車の本数が増えたり減ったり、車両のデビューや引退と重なったりと、何かと大きなトピックスがあるのが常ですが、次回の新潟支社管内の改正内容はかなり控えめな印象です。

「夜間作業時間拡大のため上越新幹線最終列車の時刻を繰り上げます」は、一見すると影響が大きいように思われますけれど、中身を見ると〈とき〉の終電の時間は変わらず、影響があるのは最終〈たにがわ417号〉越後湯沢行きのみ。越後湯沢到着が23:52から23:32へ、20分ほど早くなるようです。


www.youtube.com

もっとも、この時間に越後湯沢で接続する在来線はとっくにありませんので、影響するとすれば越後湯沢駅近辺の利用者だけでしょう。新潟県内というよりも、首都圏への通勤・通学利用が多い群馬県内を中心に利便性の低下を懸念する声が大きいようです。

プレスにもある通り、上越新幹線は開業から40年以上が経過し、大清水トンネルをはじめ長大トンネルも多数ありますから、しっかり整備していただきたいと思います。

個人的には「 一部区間でワンマン列車のご利用方法を変更します」 が一番の驚きポイントかと。現時点でSuicaが使えない駅においても、ワンマン列車ですべてのドアから乗降可能になるというもの。

現在は、たとえば信越本線直江津~長岡間の無人駅では、ワンマン列車においては1両目の後ろ寄りのドアから乗車し、降りる際には1両目の一番前のドアから降車する(きっぷや運賃は運転席後方の運賃箱に入れる)よう案内されています。その他のドアは開かず、強制的に乗客の動線を制限しています。地方でよく見るワンマン運転の形態です。

ワンマン乗車口の案内板(土底浜駅

これが2026年3月14日からは、ワンマン列車でも全駅で全部のドアが開くので、どこからでも乗り降り可能になるわけですね。乗客には大変わかりやすくなり、乗り降りが容易になります。大都市のワンマン運転はこの方式が多いため、「都市型ワンマン」と呼ばれます。一方で、降車時にきっぷを確認しないことから「信用乗車方式」とも。

まァ、現状ではワンマン列車とツーマン列車(車掌が乗っている列車)が混在し、しかもJRの場合は2両でもツーマンがあったりするので、ややこしいことこの上ない。実際に乗車してみると、ワンマン列車で2両目のドアが開かずに困惑している人や、乗車口(=本来は入口専用)から降りていってしまう人などなど、運転方式の違いをキチンと理解している人がどのくらいいるのかと、疑問に思う光景をたびたび目にしています。

「後乗り・前降り」のワンマン運転北越急行えちごトキめき鉄道(トキ鉄)でも行われており、3セク各社では3月14日以降もこれが続くので、会社ごとのワンマン方式の違いが混乱を助長しなければよいのですが。趣味的には、ほくほく線直通のワンマン列車が黒井や塩沢でどのような扱いをするのか気になります。

 

北越急行

公式プレス:

https://www.hokuhoku.co.jp/press/20251212.pdf

北陸新幹線に真っ向から挑んだ〈超快速スノーラビット〉も今は昔、列車種別は普通列車のみになり、すっかり地域内ローカル輸送に徹する「守りの経営」に入っている北越急行。次回のダイヤ改正も接続の改善に留まるようです。

今年、開業時の塗装が復活したHK100形

JRのプレスでも接続の改善を謳う項目がありましたね。「ここをあと数分ズラしてくれれば乗り換えできるのに……」と思った経験は、鉄道旅行者ならば誰しもあるはず。「こんなもん接続取る意味あるんかいな」みたいな場面もあるでしょうが、そもそも接続がなければ需要の生まれようがないので、細かくダイヤを調整してくださったであろう担当者の方々の努力に頭が下がります。鉄道はつながってこそ意味があるのです。

 

えちごトキめき鉄道

公式プレス:

https://www.echigo-tokimeki.co.jp/userfiles/elfinder/information/20251212_dia_kaisei.pdf

〇 JR 信越本線妙高はねうまラインの乗り入れを一部取り止め、編成両数を見直します。

なんといってもこれだぞよ。信越本線直江津~柿崎間には高校が1つしかない*1ので、沿線に住む学生の多くが、高田などの妙高はねうまライン沿線の高校に通学しています。この便宜を図る目的で、信越本線から妙高はねうまラインへ直通する列車が朝に2本だけあるのですが、そのうちの1本(柿崎始発の1320M~2344M)を直江津で分断するというもの。対面で乗り換え可能にしたのはせめてもの良心か。

使用車両は、現在はトキ鉄のET127系4両編成。改正後のJR側の車両はどうなるのか分かりませんが、トキ鉄側は2両編成に減車するようです。そんなに利用者(学生)が減っているんですね。

朝に2本だけ存在する妙高高原行(土底浜駅

ちなみにこの1320Mは犀潟ほくほく線からの接続も持っており、ほくほく線沿線からの通学生にとっては乗り換えが2回に増えます。いささか面倒くさい。そういえばJR時代は柿崎発・長野行きだったんですよね、これ。長野~直江津間で走っていた長野支社の115系が唯一、直江津以遠まで足を伸ばす運用で、記憶に残っている方も多いのでは。私も何度か、犀潟ほくほく線から乗り継いだのを覚えています。

早朝の犀潟駅に到着する115系長野色。2010年撮影

他には接続の改善のみ。北陸新幹線から妙高はねうまライン日本海ひすいラインからほくほく線への接続改善との由。それはいいんですが、妙高はねうまライン2348Mからしなの鉄道北しなの線324Mの接続も取ってくれませんかね。以前は乗り換えできたやんけ。他の接続はまァ仕方ないかと思えても、これだけは大変不便で迷惑しております。鉄道はつながってこそ意味があるのです(2回目)。

 

……こんなところでしょうか。しなの鉄道といえば、ダイヤ改正と同日より、全線でSuicaなどの交通系ICカードが使えるようになると話題です。これによって首都圏エリアと合体し、1枚のカードで関東から在来線を乗り継いで長野へ、一番遠くて妙高高原まで来られるようになります。おお、妙高高原ICカードの改札機が置かれる日が来るとは。

しなの鉄道全線で 2026 年3月 14 日(土)から「Suica」がご利用いただけます!

https://www.shinanorailway.co.jp/news/a8306f356033ccca0ca57dbff1fea9d7c87599db.pdf

しかし首都圏でタッチして、上越線経由で新潟県に入って、ほくほく線妙高はねうまラインに乗車して妙高高原で降りたら、きっと長野回りで精算されますよね。そんな奴いねぇか。今はいないでしょうけど、いずれエリアまたぎができるようになったらどうなるのかしらん。

しかも妙高高原駅はトキ鉄の管理駅ですが、トキ鉄では相変わらずICカードが使えないので、これは混乱を招くだろうなぁ。妙高高原でタッチして、直江津の改札で「ピンポーン!」と来たもんだ。いや直江津ならまだいい、途中の無人駅なんぞで降りようもんなら……。ワンマン方式の変更どころではない混乱ぶりが想像できて、能書きを読まないお客と現場との苦労が偲ばれるのですが、それはまた別の話。

 

 

*1:しかも今年度末で閉校してしまう