
4月2日、JMAX THEATER 上越にて。
「ヘイル・メアリー」とは、「いちかばちか」「神頼み」という意味であるという。人類を滅亡の危機から救うため、中学教師で元科学者の冴えない中年男が、宇宙へ飛び立つ! これはありがちな筋書き。しかし、孤独な旅の果てに出会ったのは、目的を同じゅうする異星人。しかも見た目は、岩でできたカニのようなクモのような姿で……。
現在(宇宙での出来事)と過去(飛び立つ前の地球での出来事)がオーバーラップしながら、物語は展開する。だが、オープニングからエンディングに至るまで、底流するのは中年男の「孤独」である。「孤独」だからこそ、主人公は宇宙の旅に出ることとなり、「孤独」だからこそ、最後にあの結末を選ぶ。その「孤独」を埋めたのは、言葉の通じぬ、ヒトガタですらないエイリアンであったのだ。
ちなみに、鑑賞後に知ったが、この映画の原作者は『火星の人』というSFも書いていて、のちに『オデッセイ』という映画になった。『オデッセイ』も公開された当時に映画館で観たぞ。火星の基地で男が一人、農業を試みるやつ。特にSFオタクというわけでもない私が、10年以上の時を経て、同じ原作者のSF映画を再びスクリーンで観る日が来ようとは。Ah! オッタマ元素(迫真)。

※別名義でFilmarksにも投稿しています。
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