鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

わが引っ越し履歴(前編)

どうもこんにちは。

このたび、年初に「やりたいことリスト」の1つとして挙げた引っ越しを行いました。少なくないお金がかかりましたが、おかげさまでQOLが爆上がりしていまして、今のところ大変満足しております。

今回は、就職してから今日までに私が住んだ物件の特徴について書いていこうと思います。

……と言いつつ、細かく書くと差し障りがあるので、やや誇張したりボカしたりしている部分があることをご了承ください。

 

 

1軒目:アパートA(2017春-2018夏)

AIで生成した架空のアパート(※詳細はデタラメです)

上越市内の会社に就職して、最初に住んだアパートです。家賃は忘れましたが3万円台後半~4万円台前半だったような。新入社員なんて薄給ですからそんなもんが妥当です。

間取りは1K7帖、2階建てアパートの1階。積水ハウスのシャーメゾンでした。築年数はどのくらいだったかな? と思ってアパート名で検索したら1999年7月との由。私が入居した時点で約18年経過していますが、リフォームされていてキレイだったので、経年劣化を感じる部分は一切ありませんでした。

不満と言えるのは、ベランダがない(窓を開けると外は即駐車場だった)こと、駐輪場がないこと*1、ゴミ置き場が遠いこと。アパート専用のゴミ置き場ではなく、歩けば片道10分近くかかる町内の共同集積所まで持って行かねばならず、かさ張るゴミの日に雨なんか降ると大変でした。

住み始めた当時の春日山駅。115系が健在

春日山駅からは歩いて15~20分くらい。初めは電車や自転車で通勤していましたが、その年の夏に車を買ってからは車通勤に切り替えました。駅まで歩いていく時間で職場に着いちゃうからね……。ちなみに車を買ったらゴミ出しも苦じゃなくなりました。やっぱり車は最高だぜ!

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そうさ、車さえあればどこに住んでも変わらない……と思っていました、冬が来るまでは。しかしこの冬、何度か大雪が降りました。この物件の駐車場には消雪設備がなく、一晩でドカ雪が降った朝なぞ、起きたら車がタイヤの高さまで雪に埋もれている始末。当然、これを人力で除雪せねば車に乗れません。

しかもウナギの寝床のような駐車場だったため、もし自分が朝一番だと、駐車場の出入口から自車までの通路部分も自分が除雪せねばならない。車を雪から「掘り出し」、なんとかホウホウの体で出勤しても、帰ってきたらまた同じ労苦が待っています。

除雪作業に耐えかねて何度か徒歩通勤してみましたが、雪道をとぼとぼ歩くと片道40~50分はかかる。これでは職場にたどり着く前にHPがゼロになってしまう……😇

以降、私は「歩いてでも会社へ行けるところに住もう」と固く決心し、翌年の夏に早くも引っ越しを敢行します。

 

2軒目:アパートB(2018夏-2023冬)

AIで生成した架空のアパート(※詳細はデタラメです)

入居時点での築年数は11年ほど。また1階の部屋でした。ダイワハウスの賃貸で、家賃は4万円台後半。2年契約を2回更新し、5年以上住んだことからもわかるとおり、ここはなかなかいいアパートでした。

間取りは1K8帖。徒歩でも会社へ行ける距離で、外に物置あり、駐輪場もあり*2、駐車場には消雪設備あり、あとから宅配ボックスも設置されるなど、設備も充実。そうそう、ゴミ出しもアパートの前に専用の集積所があって、しかもゴミ袋は市の指定袋を買う必要がなく、レジ袋でOKだったので大助かり。今度はバルコニーもあるので晴れた日は洗濯物を外へ干せましたし、部屋の収納の大きさも満足でした。

「うみがたり」がオープンしたのは入居する直前

そういう理想の住まいだったのですが、冬に再び事件が起きます。2021年1月、上越市は実に35年ぶりという超大雪に見舞われます。駐車場の消雪設備も間に合わず、ていうか道路除雪すらまったく間に合っていない有様で、車社会にありながら誰もが車を放棄せざるを得ないような状態でした。

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こんなこともあろうかと私は職場から徒歩圏内に引っ越していたわけなので、面目躍如、仕事に行くことは支障なかったのですが……駐車場の隣の区画に車を止めていたオッサンが突然「オマエの除雪の仕方が気に食わん!」と怒声を上げて因縁をつけてくる事態が発生。詳細は省きますが、これ以降雪が降るたびになんとなく気詰まりな思いをすることになります。

私を悩ませた隣人トラブルはもう1つ、というかこちらがメインなんですが、上の部屋の住人です。入居したときに住んでいた方は、気を使ってくださっていたのか大変静かで、上からの物音なんて気にしたことありませんでした。しかし途中で住人が替わったらしく、あとから越して来た若い女がヤベー奴でした。

まず、なぜか移動の基本がダッシュ(?)のようで、ドタドタドタッ! バタバタバタッ! という足音が頻繁に聞こえます。昼間は仕事に出かけていて留守だから、気になるのは夜ですね。だいたい日付が変わるころまで断続的に続きます。

そして休日の天気の良い日ともなると、窓を開けて大声で歌い始めます。「これが "放歌" というやつか」と実感するくらい、それはそれは気持ちよさそうに。誤解のないように申し添えておくと、相手はラテン系の陽キャな外国人などではなく、日本人です。たぶん。

こんな調子ですから当然ながら管理会社にクレームを入れ、会社側も遠回しの注意文をポスト投函するなどしてくれましたが、本人は自分のことだと気づいていないのか、まったく変化なし。管理会社などアテにしないで、抗議文を自作してポストに入れてやろうかと思いましたよ。やらなかったけど。

あと、エアコンの室外機の音ですね。その2階に住んでいる騒音女の。夜半、女がエアコンをつけると、ブゥウウウウン……という重低音がバルコニーを伝って下まで響いてくるのです。これも最初は気にならなかったハズなんですが、経年劣化でだんだんと音が大きくなったのか、それとも騒音女の部屋が発する音だと思うと「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」で神経質になっているせいか、しまいには夜もなかなか寝つけなかったり、夜中にその音で目が覚めるレベルに。

もっとも、こちらは住人ではなく物件の設備の問題なので、同じく管理会社にその旨を伝えて改善を期待しましたが、結局これも放置されてしまいます。

冷房より暖房のほうが室外機の騒音が大きく、また冬本番になると例の輩が雪に関して難癖つけてくるおそれもあったため、年の瀬の12月に引っ越しを行い、住み慣れたアパートを離れることになったのですが……長くなったので続きはまた別の話。

 

後編へ つづく

 

 

 

*1:自転車を買ったが階段の下に無理やり置いていた

*2:のちにバイクを買うことになるので助かった

〔映画感想〕超かぐや姫!

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6月15日、高田世界館にて。

話題となっているうちにどこか手近なシネコンで観たいと思っていたが機を逃し、遅れて高田世界館で上映されると聞いたので、すでに一度観たと言う友人を道連れにしてノコノコ出かけていった。

さて、日本人なら誰もが知る『竹取物語』は、平安時代前期、9世紀後半から10世紀前半ごろに生まれたと考えられている。それから1100年超。2026年の今日もなお、日本のポップカルチャーの源泉となり続けていることに畏敬の念を禁じ得ない。

未来人や宇宙人といった存在が現実世界にやってくる、ただそれだけでは凡百の作品で終わっていただろう。が、本作で奥行きを与えているのが「VR(仮想現実)」の世界だ。ヒロイン・かぐやがいた月の世界を念頭に、もう1人の主人公・彩葉が暮らす現実世界、そして仮想空間の主・ヤチヨの住まうVRの世界。3つの世界が時に重なり合いながら、物語は「ハッピーエンド」目指して突き進む。驀進、と言っていい。

勉強とアルバイトに明け暮れ、さらに(かぐやがもたらす)生活難……。そうした軛から解放され、つかの間の自由を謳歌できる仮想空間に身を置くときでさえ、1人のモブとして振る舞おうとする彩葉に対して、かぐやはトップライバーになることを主張する。そしてその日から、息詰まるような現実世界が変わり出していく。

『竹取物語』が根底にある以上、やがて別れが訪れるのは必然なのだけれど、おとぎ話のかぐや姫が月に帰ってしまうことを幼心に寂しく感じた人は多いのではないか。私もそうだったし、この作品を作った大人たちもきっと同じ思いを抱いていたはずだ。だから、物語はそこで終わらない。現実世界では優等生だが生きるのに精一杯の苦労人、仮想空間ではモブに過ぎなかった彩葉はしかし、かぐやが去ったあと、自らの意志で望ましい未来――ハッピーエンドを引き寄せる強さを手に入れていた。もう一度、かぐやに会うために。

古典に造詣が深い人なら、"原作" との類似や差異を考えながら観ることができるだろうし、私の友人のようにボカロやVTuberの基礎知識があれば、それらに対するオマージュに気づける楽しみがあろう。私はと言えば、大学時代に過ごした立川が舞台と分かると、途端に親近感や懐かしさを覚えた。いや、そうした前提がなくとも、約2時間半の長丁場を感じさせない、笑って泣けるまったく痛快なアニメ映画に仕上がっている。

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そんな日本最古の物語を換骨奪胎した2026年の「最新の古典」を、1911年生まれの日本最古の映画館で鑑賞できる喜び。115年の時が短絡したその瞬間に、作品の主題の理解と没入が一層のものとなり、ああ、これはネトフリでもシネコンでもなく高田世界館で観るべき映画だったのだな、とシミジミ感じ入った夜であった。

 

※別名義でFilmarksにも投稿しています。

https://filmarks.com/movies/125804/reviews/219094924

 

 

 

松代うさぎ列車は行く、でも…

どうもこんにちは。

昨年秋から、北越急行では同社の鉄道むすめ「松代うさぎ」のラッピング列車を走らせるべくクラウドファンディングを実施しまして、私もこれに微力ながら協力しました。

期間は2025年11月23日~2026年2月27日、目標金額は200万円。北越急行がクラファンを実施するのは、私が知る限り初めてのことです。

私は沿線出身者なので当然としても、はたして世のオタクたちが北越急行を、あるいは松代うさぎというキャラクターをどれほど愛しているかの試金石となる取り組みであったわけですが、蓋を開けてみれば200万円どころか倍の400万円以上もの金額が集まり、大成功となりました。

そして5月2日よりラッピング列車の運行がスタート。GWの混雑も終わった5月11日、自分が "出資" した車両にほんの少しだけ乗りに行きました。

直江津駅停車中のラッピング列車

種車はHK100-2編成

直江津駅から乗車。GW後の平日の昼下がりとあって、駅も車内も閑散としていましたが、鉄道むすめなんて知らなそうな旅行者らしきオバサン2人組が、この列車と一緒に記念写真を撮っていたのが微笑ましかったです。

ドアよりデカい松代うさぎがお出迎え

裏から見るとスケスケ

乗車して驚いたことは、窓にかかっているラッピングシールが、車内側から見るとスケスケだということ。ラッピング部分を介しても、景色がしっかりと見えるのです。

こういうラッピング電車やバスのたぐいに過去何度か乗りましたが、たいてい外観を優先して、車内からの眺望は絶望的というパターンが多かった。引き合いに出して悪いけど、お隣、富山県の〈とやま絵巻〉なんてひどいもんです。せっかくの413系なのに、わざわざ乗りたいと思わないもんね……。

運行開始記念のヘッドマークをアップで

車内には中部地方の鉄道むすめたち

車内には中部地方の "先輩" 鉄道むすめたちの姿がペタペタと。目標を上回る400万円のストレッチゴールをはたしたおかげで、彼女たちも呼ばれました。

ちなみに、まつだい駅のホームには、来訪者を出迎える松代うさぎの看板が設置されているそう。これもストレッチゴールのおかげです。

「またね~」と手を振ってるみたい

と言いつつ、まつだいまでは行かず、くびき駅で下車。もう降りるんかい。このあと予定があるので、反対列車で直江津へ戻ります。

くびき駅外観。だいぶくたびれている

到着まで少し時間があったため外へ出て、UFOみたいなくびき駅の姿を久しぶりに見に行きます。当時の村長がインパクト重視でこの外見にしたとか。うーむ、今となってはボロボロサビサビでちょっと不気味ですね。こんななりですからメンテナンスのしやすさは皆無でしょうし、直すにしてもカネがかかりそうですからね……。

みなさんも松代うさぎラッピング列車に乗って、未知との遭遇をしに行きましょう。

クラファン終了時の画像

……さて、ここで終わればめでたしめでたしだったのですが、実は驚くべきことが発生しています。なんと、ラッピング列車の運行開始直前に、今回のクラファンを実施していたサイト「うぶごえ」が突如閉鎖されたのです。

クラウドファンディング「うぶごえ」がアクセス不可に 支援金未払いで告発も相次ぐ - KAI-YOU

「1円も送金されていません」──クラファン「うぶごえ」に新たな未送金問題、刑事告訴へ - ITmedia NEWS

同じ「うぶごえ」で寄付を募っていたゲーム制作者が、振り込まれるはずの支援金の支払い遅延や未払いを告発。警察と相談し、刑事告訴の手続きを開始する事態となっています。

運営側はサイトが閲覧できなくなったことについて「サーバーがダウンしている」とし、復旧を進めていると公式Xにて発表していますが、現時点(6月4日)では閲覧できないまま。新たな動きがあったとか、未払いが解決したとの情報もありません。

北越急行からは、集まった支援金が振り込まれていないとは発表されていません。こうしてラッピング列車も運行を開始し、返礼品もきちんと発送されましたし、何も問題は無いように思われます。(※記事下部に追記あり)

返礼品のトートバッグ(非売品)

返礼品の1日乗車券、これも松代うさぎ仕様

が、もしも他のプロジェクトと同じように未払いだったとしたら……。せっかくの挑戦をみんなで支援するはずが、ただ単に北越急行が自腹を切ってやっただけになってしまうわけで。

手元に届いた返礼品の数々を眺めながら、もろ手を上げて喜べない後味の悪さを噛みしめるのでありました。

しかし、松代うさぎに400万円以上を集めるポテンシャルがあることは証明されたわけですから、これからも松代うさぎ関連のグッズ制作やイベントをガンガンやって盛り上げてほしいところです。

 

※2026年6月11日 追記

www.niigata-nippo.co.jp

ほくほく線を運営する第三セクターの北越急行(南魚沼市)は10日、クラウドファンディング(CF)で集めた約415万円がCFのサイト運営会社から支払われていないことを明らかにした。弁護士と相談し、法的措置を検討するとしている。

 

新潟日報ニュースサイトより 2026/6/10 23:00(最終更新: 2026/6/11 9:34)

くだんのクラウドファンディングで集まった金が北越急行側へ支払われていないと、新潟日報が報じました。「車両のラッピングなどは北越急行が自社資金で行い、返礼品も贈った。」とのことで、やはり恐れていた事態になっていたようです。

支援金を事実上「持ち逃げ」したクラファン側の行為は、私を含め多くの人の善意を無下にしたという点で、金額以上に悪質なものです。追加で費用や労力がかかるであろうことを思うとなんともやりきれませんが、誠意のない相手が相応の罰を受けることを願うと同時に、1円でも多く取り戻していただきたいと思います。

とりあえず、私はこれからもほくほく線を積極的に利用したり、グッズを買ったりして応援していくつもりです。どうか、災い転じて福となりますように。(追記ここまで)

 

 

 

スイスポの未塗装樹脂をお手軽に対策してみた件

どうもこんにちは。今回は久々にクルマの話です。

私が乗っているスズキ・スイフトスポーツ(ZC33S)には、未塗装樹脂が多用されています。たとえば、フロントグリル、アンダースポイラー*1、そしてCピラー*2などなど。

購入当初はマッドなブラックでよろしかったのですが、6年も乗っているとだんだん白茶けてみすぼらしい感じになってしまいます。

それで今回は、とりあえずCピラーだけ対策することにしました。

施工前

こちらが施工前の様子。もともと真っ黒だったのに、紫外線や風雨にさらされるうちに白化して、むらのあるグレーになってしまいました。水が滴り落ちるせいか、ドアノブの下なんて特にひどいですね。触るとザラザラしていますし、画像ではわかりにくいですが、ドアノブには開閉による傷もついていました。

今回使用したのはこちら。

カスタムパーツやカー用品などを販売するセカンドステージという会社の「リアドアノブガーニッシュ」と「Cピラーパネル」です。どちらもツヤのあるピアノブラックにしました。

未塗装樹脂対策にはツヤ出し用のコーティング剤を塗るのが一般的とされていますが、今回は言わば「臭いものに蓋」、白茶けたパーツの上にパネルを貼って隠してしまうという力業です(笑)。

商品裏面(リアドアノブガーニッシュ)

届いた商品を裏返した画像です。裏面に両面テープが貼ってあるので、貼り付ける箇所の洗浄や脱脂を済ませたら、位置を合わせて貼るだけ。Cピラーはともかく、ドアノブは指を入れる窪みがあったり可動部があったりしてかなり複雑な造形にもかかわらず、専用設計をうたうだけあってピタリと収まります。こういうことをするとたいてい失敗する不器用な私でも、寸分の狂いなく貼り付けることができました。

施工後

施工後がこちら。「施工」と言うと大げさですが、前述のとおり両面テープで貼るだけなので、ものの数分です。白茶けてザラザラだったCピラーが、ご覧のとおりツヤツヤになりました。この部分だけ妙に浮き上がっているということもなく、最初からこうであったかのようです。むしろ最初からこうしておいてよ(笑)。

セカンドステージからは、他にもAピラー*3やフォグランプのパネルなども出ているのですが、一番肝心なフロントグリルはありません。というか、フロントグリルの場合は上からポン付けが不可能で、フロントのバンパーを外して丸ごと交換になってしまうため甚だ面倒くさい。

参考:スイフトスポーツのフロントグリル

仕方がないのでフロントグリルはコーティング剤を塗ることにして、一応用意してあるのですが……あのハチの巣状のグリルを一個一個チマチマ塗るのが億劫で、手をつけられずにいます。そのうちやる気が出たらやります……😅

 

 

*1:下回りの黒いパーツ

*2:後部座席の後ろ。スイスポの場合はここにドアノブがある

*3:サイドミラーの根本部分

〔映画感想〕プロジェクト・ヘイル・メアリー

(画像の一部を加工してあります)

4月2日、JMAX THEATER 上越にて。

「ヘイル・メアリー」とは、「いちかばちか」「神頼み」という意味であるという。人類を滅亡の危機から救うため、中学教師で元科学者の冴えない中年男が、宇宙へ飛び立つ! これはありがちな筋書き。しかし、孤独な旅の果てに出会ったのは、目的を同じゅうする異星人。しかも見た目は、岩でできたカニのようなクモのような姿で……。

現在(宇宙での出来事)と過去(飛び立つ前の地球での出来事)がオーバーラップしながら、物語は展開する。だが、オープニングからエンディングに至るまで、底流するのは中年男の「孤独」である。「孤独」だからこそ、主人公は宇宙の旅に出ることとなり、「孤独」だからこそ、最後にあの結末を選ぶ。その「孤独」を埋めたのは、言葉の通じぬ、ヒトガタですらないエイリアンであったのだ。

ちなみに、鑑賞後に知ったが、この映画の原作者は『火星の人』というSFも書いていて、のちに『オデッセイ』という映画になった。『オデッセイ』も公開された当時に映画館で観たぞ。火星の基地で男が一人、農業を試みるやつ。特にSFオタクというわけでもない私が、10年以上の時を経て、同じ原作者のSF映画を再びスクリーンで観る日が来ようとは。Ah! オッタマ元素(迫真)。

入場特典のワッペン。何に貼ろうか迷う

※別名義でFilmarksにも投稿しています。

https://filmarks.com/movies/123582/reviews/215808904