鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

大雪はとんでもないものを盗んでいきました

私の旅行と車です!!😭

 

どうもこんにちは。

私がいま住んでいる新潟県上越市では、1月7日に爆弾低気圧の暴風に襲われ、翌8日からは大雪に見舞われました。

 

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8日から11日の夕方まで、ほとんど止むことなく猛烈な降雪が続き、降雪量では観測史上1位を記録。道路も、鉄道も、家々も、すべてが2メートル級のドカ雪に埋もれました。まさに災害であります。違うのは電気・ガス・水道が止まらずに済んでいることだけ。

一時は国道も高速道路も鉄道も(北陸新幹線さえも!)すべてストップするほどでしたが、徐々に復旧が進んではいます。物流も少しずつですが回復してきているようです。

ただ、私の住む地域では9日ごろを最後にまったく除雪が入っておらず、これを書いている今日(14日)も、アパートの目の前の道路は30センチ以上の厚さの雪に覆われています。たとえ四駆であっても車を走らせることはかなり難しい、というかほぼ不可能です。ジムニーみたいな車じゃないとアカン。


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アパート近くの道路。1月13日撮影

いろいろなところに被害が及んでいると思いますが、私個人の被害で言いますと、まず旅行がオジャンになりました

実は11日から青森と函館へ行こうと目論んでいたのです。直江津から日本海側を在来線でひたすら北上し、青森へ。そこからフェリーに乗って函館へ。帰路は新函館北斗から新幹線、大宮経由で上越妙高直江津へ戻るという行程になるはずでした。

緊急事態宣言が発出されてGoToトラベルは停止となりましたが、こちとら昨日今日旅行に行きはじめたわけじゃない。GoToの補助なんて「あればいい」程度のもの。特急や新幹線の半額キャンペーン*1は継続中だし、ヤバい地域からヤバい地域へ行くわけでもないし(乗り換えの大宮は心配だけどまァ一瞬だし)、とにかく感染予防を徹底していれば平気だろう、と新型コロナについてはまったく心配していませんでした。

それよりも懸念は冬の気候。私が乗る日に、クソザコナメクジ信越海線*2羽越本線が止まりはしないか。青函フェリーは乗ったことないが冬場はどんな感じなんだろう。就欠航状況はどうか、船酔いは大丈夫か。そんなことばかり考えていました。

ですから、7日から大荒れという予報を聞いた時も、どうせ寒波は長くて2~3日しか続かないだろうから、ちょうど私が旅立つ11日ごろは荒天も収まっているはず。その後はいい天気になっていくらしい。旅行と寒波が被らなくてよかった~なんて、むしろホッとしていたのです。

ところが……。

フタを開けてみればご覧の通り。直江津駅を発着する列車は、7日のJR信越本線*3を皮切りに、8日の夕方からはえちごトキめき鉄道も止まり、どちらも今日に至るまで終日運休。高速バスも全便運休。道路はあっちもこっちも分厚い雪に埋もれていて車にも乗れず、旅行どころか買い物すら満足に行けない始末です。

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改札も窓口も閉鎖された直江津駅。1月11日撮影

唯一の不幸中の幸いは、緊急事態宣言のおかげで、宿やきっぷのキャンセル料を取られなかったこと。新型コロナがなくても半強制的にステイホーム、物理的にロックダウンですよ、ははは(乾いた笑い)。

 

もう一つ大きな被害が、車。私のスイフトスポーツ、スヰスポちゃんです。正直、こちらのほうがメンタルへのダメージは大きい。

雪が一番ひどかったときは、朝の出勤前に車の上にうず高く積もった雪を全部きれいにしても、翌朝には元の木阿弥で昨日と同じくらい積もっているという有様。しまいには道路や駐車場の積雪が深くなりすぎて車に近づけず、雪を落とすことすらできませんでした。

そうして11日の朝、事件は起きました。その日も1メートル近く積もった雪を除去するため、意を決して雪をかき分けながら車の元へ向かい、文字通り「掘り出して」いたところ……。


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サイドミラーがポッキリと逝ってました。

もうね……。

諸悪の根源である大雪と、無理にでも車の雪を落としておかなかった自分への怒り、後悔、諦め……。すべての感情が混ざり合って限界を超え、nullになりましたよ。9月に納車されてまだ4ヶ月しか経っていないのに。

一刻も早く修理に出したいところではありましたが、駐車場には背丈ほどの雪が積もっており、道路も雪に埋もれ、車を出すのは完全に不可能な状態。前述の通り、14日の今日も除雪はされておらず、ディーラーへ持って行ける目途さえまったく立っていません。

 

ああ……。

新型コロナは織り込み済みだったものの、まさか大雪ですべてがパーになるとはね。雪国ですから多少の雪では負けない・めげない心づもりをしていた我が郷里 新潟も、多少どころではない今回の雪は想定外だったと言えましょう。

聞くところによると、上越地方でこれほどの大雪になるのは35年ぶりだそうです。そうかぁ、そんな大雪なら仕方ないよねという気持ちがある一方、上越市はこの35年間いったい何をしていたんですか?(半ギレ)」と、やり場のない気持ちを抑えられない自分もいるのですけれど、それはまた別の話。

今はとにかく一日も早く道路が開通し、鉄道が再開し、日常が戻り、私のスヰスポちゃんが修理できることを願ってやみません。

 

*1:お先にトクだ値スペシャ

*2:JR信越本線直江津~長岡間の通称

*3:北越急行ほくほく線への直通列車を含む