2局目
局番:12549
訪問日:2021年5月31日
直江津駅近くの商業施設「エルマール」内にある郵便局。その立地上、ひっきりなしに客が出入りする。
3局目
局番:12242
訪問日:2021年5月31日
名前の通り、直江津駅北口から歩いてすぐ。公共交通機関で訪れる客にも便利。
4局目
局番:12019
訪問日:2021年5月31日
住宅や商店が立ち並ぶ、直江津地区の中心部にある郵便局。建物も2階建てで大きい。
どうもこんにちは。
不肖ワタクシ、先月で27歳になりまして、それをきっかけに新しい趣味を始めてみました。
「郵便局巡り」です。
読んで字のごとく、日本各地におよそ2万4000局ある郵便局を訪ね歩き、そこで色々なサアヴィスを受けることを言います。
例によってウィキペディア*1からの受け売りですが……たとえば切手やハガキを購入し、当日の消印を押印してもらう。郵便局によっては、その地域の風景などがデザインされたものがあるそうです。また、地域限定の切手や変わった形のハガキなどが売られている場合も。
そういえば、大学時代に広島県の宮島へ行った際、そこの郵便局に「しゃもじ」がハガキの一種として売られており、「これは面白い」とそのしゃもじに切手を貼ってメッセージを書いて実家へ送ったことがあります。当時は郵便局巡りなんて知らなかったですが。
それから、郵便局の窓口で口座への入出金を行い、郵便局名のハンコを通帳に押印してもらう。旅先などで郵便局を訪ねて貯金を行うことから、「旅行貯金」とも呼ばれています。ハンコは郵便局ごとにそれぞれ字体やインクの色が異なり、中には「宝印」と呼ばれる、小さなイラストや特別なフレーズが入ったものもあります。
他にも、定額小為替を発行して為替印を押印してもらったり、レシートやATMの明細票を集めたり、さらには前島密(後述)の肖像画が局内に掲示されているかどうか調査したり、郵便局長と対談して名刺を交換する猛者もいるとか。局長と対談って何者だよ。レベル高すぎワロタ。
このように色々な方法で楽しまれている「郵便局巡り」ですが、私が特に選んだのは2つ目。窓口で口座へ入出金を行い、郵便局名を通帳に押印してもらうこと。
切手やハガキを買って風景印を押してもらうのもいいですが、形あるものがどんどん増えてしまって、あとあと保管に難儀しそうなので、これは却下。それから定額小為替は正直よく分からん。まず為替ってなんだよ(哲学)。いつも思うけど漢字と読みがなが逆だろ(?)。
ということで、「貯金通帳への押印」をお願いすることにしました。これなら幾ばくかの現金と貯金通帳1つ携えて行けば、即ちそれがスタンプ台帳になりますし、鉄道趣味で言うところの下車印*2集めのような感じで馴染みやすい。
5月下旬のある晴れた日に、上越市内の某所へ出向き、果てしない郵便局巡りの旅路を始めました。
私が向かったのは、上越市内にある下池部という地域。ここは日本の郵便制度の礎を築いた「前島 密(まえじま ひそか)」が生まれた場所なのです。1円切手のおじいさんですね。
現在、生家跡には記念館が建っており、密の生涯と郵便の歴史を学ぶことができます。入場無料。ちなみに今年は日本の郵便制度が始まってから150年の節目の年だそうです。
で、道路を挟んでその隣にあるのが「前島記念池部郵便局」。郵便局巡りを始めるにあたり、まず近所の郵便局からでもよかったのですが、せっかく郵便の父が生まれた市に住んでいるのだからと、ここからスタートすることにしました。
局番:12319
訪問日:2021年5月26日
前島記念館の向かいにある別館に併設された郵便局。外観はレンガチックだが、特に奇抜な形というわけではない。局舎の前には丸型ポストがある。
宝印あり。局名の前に「密生誕の地」と記されたハンコを押していただいた。
……と、こんな感じで、今後はこのブログのコンテンツの1つとして、郵便局巡りの模様を随時更新していこうと思います。
ちなみに2021年3月末現在、新潟県内で営業中の郵便局は660局あるとか*3。全国2万4000局すべてを回るなんてのは不可能ですが、いつか新潟県内だけでも全局回れたらいいなぁ。
第5回はコチラ↑
昨年の北海道旅行記(いま読んでいただいているこれ)が未完のままですが、ワタクシ、先月末にまた北海道へ行ってしまいました。その時の模様はいつか……書くときが来るのか?
とりあえず、この旅行記をさっさと進めていきたいです(笑)。
網走駅から石北本線の普通列車に乗車。おなじみキハ40の2両編成で、先頭車両は改造車の「紫水」編成でした。
列車の行先は西留辺蘂。にしるべしべ、と読みます。なかなかの難読駅名ですね。終点の西留辺蘂駅自体は簡素な無人駅ですが、近くにある学校へのアクセスを確保するためにこのような行先が設定されているそうです。
「紫水」編成の車内はこんな感じ。車体と同じ紫色のモケットに張り替えられ、印象がガラリと変わりました。ボックスシートにはテーブルを取り付けることもでき、観光列車としての活用も行われます。
そんな紫水号に揺られ、やってきたのは西女満別駅。雪に覆われたホームに降り立ったのは私だけでした。
西女満別駅は、ホームと小さな待合室があるだけの無人駅です。周囲は雑木林に囲まれ、特に見どころはなさそうに思われますが、ここは知る人ぞ知るある場所の最寄り駅。それは……
西女満別駅は、普通列車が一日数本停車する*1だけの小さな無人駅ですが、実は女満別空港の最寄り駅なのです。
まァ、最寄りと言っても「他の駅に比べたら近い」くらいなもので、一般には空港アクセス駅としては認識されていません。その距離は、看板にいわく1.6キロ。今日はこの西女満別駅から、実際に歩いて女満別空港へ行ってみたいと思います。
しばらくは周囲に田畑が広がる平坦な道を歩いて行きます。雪はうっすらと積もっている程度。気温も思ったほど低くなく、これくらいなら雪国育ちの私にはまったく苦になりません。空港アクセス駅としては認識されていない、と書きましたが、駅から空港までは随所に案内看板が立っているため、迷わず歩いて行けます。
看板に従って右折すると、道路は登り坂となり、ここまで乗ってきた石北本線を越えていきます。
続いて「美幌バイパス」の下をくぐり、さらに歩くこと数分、正面に「女満別空港」の文字が見えてきました。空港のターミナルビルです。
到着。いちいち立ち止まって写真を撮りながら歩いてきましたが、それでも25分ほど。20分もあれば余裕でたどり着けそうです。
せっかく来たので空港の中を探検。建物は小ぢんまりとしていますが、ANAとJALの2つのカウンターがあり、コンビニやお土産店、飲食店なども複数入居。地方空港としては充分な規模かと。
さて、飛行機に乗るわけではないので探検もそこそこに、再び西女満別駅へ戻って北見方面へ向かいます。今度は、来たときとは別のルートを歩いてみることにします。
空港の敷地を出て左へ。しばらくはまた周囲に畑が広がります。雪が積もっていてよく分かりませんが、立て看板には物々しい注意書きが。種芋だか何だかを作っているのでしょう。
非推奨ルートのためか、そもそも駅へ向かう人など皆無なためか、空港へ向かって歩いた往路と違って案内看板などは無く、地図アプリで確認しながら歩いて行きます。
往路では下をくぐった美幌バイパスを、今度は上から越えます。その先は、舗装路にシャーベット状の雪がまだらに残るS字カーブの下り坂。車だとめちゃくちゃ怖いやつや。
再び石北本線をオーバークロス。こちらからは線路と駅がよく見えます。だんだんと薄暗くなってきて心細い。
そうして西女満別駅に到着。こんな小さな無人駅でもきちんとホームに明かりがついていて、待合室があるとホッとしますね。
やがて網走方面行きの列車が到着。どうせ誰も降りないと思ってタカをくくっていたら、通学の高校生らしき少年が下車してきて面食らうなど。というか、面食らったのは向こうでしょうな。
次いで、私の乗る留辺蘂行き列車が到着。初めは学校帰りの学生がちらほら乗っている程度でしたが、北見へ近づくにつれて混雑が激しくなり、大勢の学生とともに北見駅のホームへ降り立ったのでした。
その後、ホテルへチェックイン。北見は焼肉の街だと聞いていたので、今夜は一人焼肉と洒落こむことに。ところが目当ての店は休業日。あとは高級そうな店か、ヨソ者が一人で入るのは憚られる雰囲気の店が多く、結局焼肉は断念。
せめてもの北見要素をと、ラーメン屋で地元の玉ねぎが載った味噌ラーメンを食べてホテルに戻りました。
つづく
どうもこんにちは。
2021年3月13日のダイヤ改正に合わせて、えちごトキめき鉄道(通称トキ鉄)日本海ひすいラインに開業した新駅「えちご押上ひすい海岸駅」を訪問してきましたので、今回はそのレポートです。
訪問日:2021年3月17日(水)
駅の所在地は新潟県糸魚川市。日本海ひすいラインの梶屋敷駅と糸魚川駅の間にあります。間にありますと言っても、極端に糸魚川駅寄りに位置しており、上り(泊方面)ホームの先端からは、糸魚川駅の場内信号機がすぐ目の前に見えます。列車だとわずか2分ほどで着きます。
無人駅で、ホームはたったの2両分。現在、日本海ひすいラインの直江津~糸魚川間は1両または2両編成の列車しか走っていないので、これで充分なのでしょう。
ただし、屋根は1両分しかありません。そのため、1両ならば屋根に合わせて停車しますが、2両編成の列車が来ると屋根がないところに乗降口が来てしまい、たとえ天気が悪くとも屋根がないところから乗降しなければなりません*1。
これについては、上りホームは糸魚川駅寄りに、下りホームは梶屋敷駅寄りに屋根を付ければ、1両でも2両でも屋根があり、かつ乗降する場所も同じになって分かりやすかったのですが。ここがセンスがないなぁと思うガッカリポイントの1つ目。
ホームは上り(泊方面)・下り(直江津方面)でそれぞれ分かれており、踏切を挟んで千鳥配置となっています。ただし、待合室やトイレなどは上りホーム側にしかありません。
今どきの駅ということで、待合室は冷暖房完備。出入口はガラス張りで見通しも良好です。 時刻表や運賃表はもちろん、ベンチが6人分と、利用者が近隣の駅に問い合わせをする際の連絡電話(インターホンのようなもの)も設置されています。
ただし、券売機はありません。後ろのドアから乗車したら整理券を取り、下車駅にて現金精算する形となります。
外から見るとこんな感じ。もともとこのあたりは漁師町だったそうで、船小屋を意識したデザインとのこと。当然ながらスロープがあり、車いすやベビーカー、手押し車を押して利用するお年寄りの乗降にも配慮されています。
駅舎には地元の木材が使われ、まだ新しいこともあって木のいい香りがしました。
ちなみに「ださい」「長い」と一部で不評のこの駅名。これは駅名を公募した際に最も多かった「押上」*2と、次点の「ヒスイ海岸」*3、そこに社名の一部である「えちご」をくっつけたものだそうです。
どうも欲張りすぎ(個人的には社名の「えちご」は不要)だと思うのですが、地元への忖度と、新駅開業というビッグイベントを利用してとにかく目立たせたかった関係者の思惑が垣間見えます。
まァ、日本一大きい某鉄道会社なんて、公募で上位だった候補を押しのけてなんちゃらゲートウェイという横文字駅名にしたくらいですし、日本にはもっと長い駅名もありますから、目くじらを立てるほどのことでもないでしょう。利用者はおのおの略して呼ぶだろうし。
トイレは待合室とは別の建物になっています。当然こちらもまだ新しくてキレイ。
また、上りホーム側には駐輪場(140台程度)と駐車場(14台)、それにバスの停留所があります。
今のところ駐車場にも余裕があるため、駅から遠い人の「パークアンドライド」もバッチリ。バス停は市内巡回バスだけが停車するようですが、本数は極めて少なく、列車と接続しているわけでもなさそうなので、とりあえず作りました感が半端ない。
まァ、バス会社にとっちゃ商売敵だもんねぇ。駅からバスに乗り換える場合は、すぐ近くにある別のバス停(南押上、または押上一丁目)を利用したほうがいいでしょう。
続いて、踏切を渡って下り(直江津方面)ホームへ向かってみます。
下りホームは上りに比べると極めて簡素で、ただホームがあるのみ。特筆すべきものは何もありません。それどころか、上り側の駅舎にはトキ鉄のロゴとカラフルな駅名が掲げられていましたが、こちらには外から見てそれと分かるような、駅名を示す看板の類は一切ありません。
どうせ地元の人の利用が主だから、という理由で省いたのかもしれませんが、だとしたら駅名に「ひすい海岸」をつけてアピールするセンスと矛盾しているような気も。ここがガッカリポイント2つ目。
何もない、何もないと書いた下りホーム側ですが、駅前にはまだ土地があります。どうするんでしょうね。ここも駐車場やロータリーの一部にするなら開業に間に合わせるはずですし、今後何か公共施設を建てるのか、はたまた分譲して家やマンションでも建てるのか……。
ここからは、駅を離れて周辺の様子を簡単にお伝えします。
駅の周辺は住宅地が広がり、少し歩くとすぐ海に出ます。線路から海側には、駅名の一部にもなっている「ヒスイ海岸」とコンビニ。山側には、糸魚川地域振興局などの官公庁のほか、スーパーやドラッグストアなどの小売店もあります。県立糸魚川高校や糸魚川総合病院も徒歩圏内とされていますが、そこまで近くはない印象。
さて、この場所はJR西日本時代、さらには国鉄時代から地元の方々による駅設置の陳情が行われてきたのですが、実はここから梶屋敷駅寄りの場所に「デッドセクション」*4があります。デッドセクションは緩衝のため架線に電気が流れておらず、電車が走れない(加速できない)ため、そんなところに駅を造るのは物理的に不可能であるとして、長年見送られてきました。
ところが、6年前にこの区間がトキ鉄に転換された際、電車ではなく気動車(ディーゼルカー)が導入されたため、デッドセクションに関係なく走れるようになりました。そのため駅設置の機運が再び高まり、とうとう新駅開業へと漕ぎつけたのです。
JR時代は最低でも3両編成だった電車が1・2両の気動車になったことから、トキ鉄開業当初は沿線住民の不評も買ったようですが、おかげでこうして新駅開業に至ったことは怪我の功名とも言えましょう。
ちなみに、何やら再びデッドセクションを越える「電車」が走るようですが、それはまた別の話。
「駅名がキラキラしている」と槍玉に挙げられるえちご押上ひすい海岸駅ですが、決して話題性だけの看板倒れではなく、ここは半世紀近く前からの住民の悲願がついに結実し開業した駅なのです。
これからますます便利な足として、そして地域振興の一助として、地元の皆さんに愛される駅になることを願ってやみません。
どうもこんにちは。
車のアンテナにはいろいろな種類があって、昔は針金がビヨーンと伸びるタイプでしたが、現在は長さ15センチくらいの可倒式のポールがチョンと乗っかっているタイプや、イルカのヒレのような形のものが主流です。前者は軽やコンパクトカーに多く、後者はセダンやSUVに多いようです。
私が乗っているスイフトスポーツはどうかというと、元のスイフトがコンパクトカーですので、ご多分に漏れず前者です。黒い爪楊枝みたいなポールが台座にブッ刺さっている感じ。
アンテナの機能としてはこれで全く問題ないのですが、まァ見た目は可もなく不可もなく、特段カッコよくもありません。
ただ、洗車機で洗うとき*1は毎回外さなければならず、冬は積雪で折れてしまう可能性があります。実際、今年の大雪では畳んでおいたにもかかわらず、あまりの雪の重みでアンテナが少し曲がってしまいました。
そういう理由もあり、今回はこれをヒレ状の「フィンアンテナ」に交換します。
用意したのはコチラ。
[rakuten:haruonlinestore:10002603:detail]
ググるといろいろな色や形のものが出てきますが、こちらは「スイフト/スイフトスポーツ専用」と銘打っていることや、ボディと同じ純正カラーで塗装されていること、そしてサイズが大きすぎないことが気に入りました。
注文するとこんな感じで届きます。おお、この時点でたしかにいい色。
まず、元から付いていたアンテナポールをクルクルと回して外します。
次に、付属のウェットティッシュでアンテナ周りの汚れや油分を拭き取ります。が、今回は念のため、別に購入した脱脂用スプレー(シリコンオフ)を吹き付けて拭き取りました。
そうしたら位置決め用の台紙を貼り付けて位置を調整。ドライバーを使って、フィンアンテナ内部の端子を、付属のネジでアンテナの根元に固定。
あとはフィンアンテナ底部の両面テープをはがし、アンテナの根元にスポッとかぶせるように貼り付けるだけ。
ちょっと広い駐車場に移動して撮影。遠目で見てもまったく違和感がありません。元からこうであったかのようです。
というか最初からフィンアンテナにしてくれよとも思いますが、そこは安さが本分のスズキ。これもコストダウンのためなのでしょう。まァ、おかげでこうしてカスタマイズできる自由度が高いとも言えます。イジってナンボの車だしねぇ。
ちなみに、肝心のラジオの感度については……う、うん、そう……ね。
決して悪いわけではないものの、やはり純正に比べると若干、若干ですが落ちるかなと。場所によってはほんの少しノイズが乗りやすくなった気がします。とはいえ、ストレスを感じるほどではありませんので満足しています。
実用性もあり、目立たないけれど「分かる人には分かる」カスタマイズに仕上がりました。次はどこをイジろうかしらん。
*1:アパート暮らしだからね、仕方ないね