鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

ねんがんの たからづかかげきをみてきたぞ!

どうもこんにちは。

先日、関西を旅行してきました。そのときの模様は旅行記にする……かもしれないですが、正直いつになるか分からないので、今回はその中のメインイベントだった「宝塚観劇」のことだけ、記憶の新しいうちに書きたいと思います。

そう、ワタクシ、とうとう宝塚歌劇を観てきました!!

宝塚歌劇団もとい紅華歌劇団を目指す少女たちの姿を描いたアニメ『かげきしょうじょ!!』に感銘を受け、もともと演劇を観るのが好きだったこともあり、基になった宝塚歌劇もいつか観てみたいなぁと漠然と思ったのが去年の初めごろの話。

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↑の記事では「できれば今年*1中に本物の宝塚歌劇を観に行きたいですね」などと安易に書きましたが、ためしに宝塚歌劇団のホームページの空席状況を見てみると、初日から千秋楽まで全公演・全日程完売が当たり前という世界。新潟から距離的に近い東京の宝塚劇場はこれが常態化しており、本拠地の兵庫県宝塚市にある大劇場では、ごくまれに空席があるな……という日もありましたが、じゃあチケット取れたから明日は仕事休んで兵庫まで行くか、なんてことはできるはずもなく。本当に ”いつか” 行けたらいいなとボンヤリ考えるに留まっていました。

それから1年以上経ち、旅行の1週間ほど前にふと宝塚歌劇のことを思い出し、ダメ元で空席状況を見てみたところ、私が関西へ行く3日間(9月11~13日)のうち12日の午前中だけは奇跡的に席が残っているではありませんか。これはまさしく渡りに船。このチャンスを逃したら次はいつ観られるか分からないと、すぐさま予約を取り、今回の旅のメインイベントが「宝塚観劇」に決まった瞬間でした。

*1:2022年

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47番目の和歌山へ。雪中南紀阿房列車(3)

2023年1月24日(火) 午後

 紀伊田辺で昼食をとり、再び紀勢本線に乗車。御坊(ごぼう)にやって来た。ここから紀州鉄道に乗車する。紀州鉄道は御坊~西御坊間の全長わずか2.7km、間に3つの駅があり、「日本一短いローカル私鉄」とも呼ばれている。

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47番目の和歌山へ。雪中南紀阿房列車(2)

2023年1月24日(火) 午前

 オタクの朝はそれなりに早い。まだ暗く、わずかに霧雨の降る中を新宮駅前のコンビニへ向かう。イートインコーナーで朝食を済ませ、紀勢本線――きのくに線に乗車する。6時53分発の紀伊田辺行き普通列車である。

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祝10周年!ガルパン博 in新潟、再び

どうもこんにちは。今年、TVアニメ『ガールズ&パンツァー』は放映開始から10周年を迎え、これを記念した展覧会が東京、大阪、そしてなぜか新潟で開催されました。

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実は2018年にも「ガールズ&パンツァー博覧会」と題して同様のイベントが開かれ、やはり東京、大阪、新潟で展示があり、私はそのときにも足を運んでいます。

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しかし、今回は行こうかどうしようか迷っていました。

TVシリーズ自体は1期のみで終わった『ガルパン』は、その後、劇場版アニメが公開され、現在も「最終章」と銘打ってOVA映画が制作され続けています。

が、そのペースは遅々としたもので、全6部作となる最終章第1話は2017年12月、第2話が2019年6月、第3話が2021年3月に上映され、およそ1年半~2年おきに1作が公開されるという状況。そして2023年すなわち今年秋、ようやく折り返し地点を過ぎた第4話が公開される見込みです。

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……まあ、ぶっちゃけた話、もうあんまり ”熱” がないんですよ、自分の中で。「最終章」は最後まで見届けたいと思い、公開されるたび観に行ってはいますが、ガルパンのことを意識するのはその時だけですね。間が空いても復習すらしないので、毎回、「あれ? 前回、どうなって終わったんだっけ……」となっています(笑)。

大学時代にガルパンと出会い、学友たちとシネマシティや聖地・大洗の巡礼に足繁く通ったのも今は昔。それぞれがそれぞれの人生を歩んでおり、ガルパンが10周年なら我々も10歳、年を取っておるわけです。前回の博覧会の記事で「不肖私、先月で齢24になりました」と書いた不肖私も気づけば今月で29。5年前は四捨五入すればハタチだったのに、今や四捨五入するまでもなくアラサーです。

とはいえ。とはいえです。東京や大阪に伍して、札幌でも名古屋でも福岡でもなく新潟でまたガルパン博が開催されたことは、新潟に住むガルパンおじさん*1の一人としてはまことに喜ばしい。今回も開催地の仲間に入れてくれたことを意気に感じ、関係各位の努力に報いる気持ちや、「その次」に繋げたい気持ち*2もあって、行ってまいりました。

*1:冗談じゃなくマジでおじさんになってしまう

*2:ガルパンに限らず、他のアニメでも新潟でのイベントが盛んになるといい

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2023ツーリング初め

どうもこんにちは。暖かくなってバイクに乗るのにいい季節になりましたね。

先日、今年最初のツーリングとして、糸魚川市の「フォッサマグナミュージアム」に行ってきました。

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- フォッサマグナミュージアム Fossa Magna Museum - 新潟県糸魚川市のヒスイとフォッサマグナのことが楽しく学べる博物館

この春で上越地域生活7年目に突入しましたが、こちらを訪れたのは初めて。きれいなヒスイでも見られたらいいな~くらいの軽い気持ちで行ったら、なかなか勉強になりましたよ。

新潟石(左)と糸魚川石(右)

まず、入口にはその名も「糸魚川石」「新潟石」なる巨石が鎮座。そんな名前の石があったんだ、といきなり驚かされます。糸魚川石は1999年、新潟石は2003年に新たに発見された鉱石だそうで、いずれも糸魚川市内で採取されたものです。

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お目当てのヒスイ。ご存知、糸魚川市はヒスイの名産地です。川から流れ出て、海岸に打ち上げられたものを誰でも拾うことができます。定番の青緑色のほか、白色、ラベンダー色、黒色なんてものもあるんですね。黒なんてそこいらの石と見分けがつかないよ……。市民の方が長年採取したコレクションをまるっと寄贈されたコーナーもあり、その数はとにかく圧巻。巨大なヒスイ原石の展示もあります。

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それから「フォッサマグナとは何ぞや?」という解説コーナーや、世界各地で採れる化石や鉱石の展示も。いやあ、すごい数ですね。……正直、地元で採れたヒスイがちまちまと並べてある程度だろう、石ころなんぞ眺めても仕方ないと思っていた節があり、それで7年目になるまで訪問していなかったのですが、いい意味で想像を裏切られました。

サバ缶と一緒に味噌汁にしたらうまそうな石(方解石)

よく「パワーストーン」なんてオカルトめいた言い方をしますけれど、実際に何か不思議な力があるのか、色とりどりの宝石や鉱石をたくさん眺めていたら、癒されたような気持ちになりました。

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ただ、「新潟県の鉱物産地」の紹介パネルだけはちょっと。重箱の隅をつつくような話ですが、出身者として言わせてください。

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ほーん、わが故郷・十日町は何も採れないのか。残念だな。……ん? 妙高、柏崎十日町津南町湯沢町、南魚沼……。

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これ、十日町は「市」じゃなくて「町」だと思われてね???(^ω^;)

 

www.city.tokamachi.lg.jp

 

……まあ、いいか。

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ミュージアムの駐車場の隅にバイクを止めて、満開の桜と。今年はどこまで行けるかな。