鉄路は西から東から

鉄分多めの日常とお出かけの記録

令和と『ぼざろ』と鉄の道~聖地巡礼&651系乗車記

どうもこんにちは。

先日、東京へ遊びに行ったので、あれこれ乗り鉄をしつつ、下北沢にも立ち寄って『ぼっち・ざ・ろっく!』のプチ聖地巡礼をしてきました。

 

2023年2月22日(水)

 

651系乗車

今さら新幹線で東京まで往復してもおもしろくないので、まずは高崎で下車し、特急「スワローあかぎ8号」に乗り換え。

651系1000番台 特急「スワローあかぎ

来たる3月18日のダイヤ改正で、現在使用されている651系は退き、列車名も「あかぎ」に統一されます。

2023年 3 月ダイヤ改正について JR東日本高崎支社

https://www.jreast.co.jp/press/2022/takasaki/20221216_ta01.pdf

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651系は、1988年に常磐線の特急「スーパーひたち」としてデビューしました。国鉄からJR東日本へ変わって最初に造られた特急形車両で、在来線として初めて130km/hでの営業運転を開始。それまでの車両とはまったく違う純白のカラーリングから、「タキシードボディのすごいヤツ」というキャッチコピーで呼ばれました。

東日本大震災を経て、2014年からは活躍の場を高崎線に移し、通勤ライナーや温泉地へ向かう特急列車として走ってきましたが、前述の通り今年3月で置き換えが決定。後進のE257系にその座を譲ることとなりました。

車内の様子

JR初期の車両というのは、私と同年代であり、幼少のころから図鑑などで親しんだ存在でもあります。しかしながら、車齢30年を超え、引退・廃車となる例も増えてきました。

この651系は新潟出身の私には縁もゆかりもなく、乗ったこともありませんでしたが、JR東日本のエポックメイキングたる車両をこのまま乗らずに見送るのは惜しいと一念発起。上京に合わせて最初で最後の乗車を決行した次第です。

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特急料金節約のため赤羽で下車。グッバイ651系、フォーエバ651系。私は後続の上野東京ラインに乗り換えて東京駅へ向かいます。

 

国立公文書館

丸紅前の河津桜が咲き誇り、東京はもう春かと錯覚するような雲一つない快晴のもと、ビルの谷間をてくてく歩いてやって来たのは国立公文書館。ここでのお目当ては……

令和であります。

当時の菅官房長官が発表した新元号「令和」の書、その原本天皇誕生日を記念して特別に展示されたのを見に来ました。ちなみに、私が国立公文書館を訪れるのはこれが2回目。1回目は「平成」の原本を見に来たときです(笑)。

同時に行われていた企画展は「衛生のはじまり、明治政府とコレラとのたたかい」。江戸から明治にかけて猛威を振るったコレラに、時の政府はどう対応したのか。コロナ禍を生きる我々にも無関係ではないと感じました。

その後、東京へ来たときのルーティンの1つである書泉グランデへ立ち寄り、神保町から半蔵門線で渋谷に出、めちゃくちゃ久しぶりに京王井の頭線に乗って下北沢へ。

 

下北沢『ぼざろ』聖地巡礼

世のオタクに5億回撮影された構図の写真

下北沢はもっぱら小田急線で通過するばかりで、実は一度も降りたことがなかった駅。私が『ぼざろ』を見て印象に残った場所をいくつか簡単に巡ってみることにします。

フレッシュネスバーガー下北沢店

時間はすでにお昼近かったので、まずは『ぼざろ』オタクの定番、フレッシュネスバーガーで腹ごしらえですね。「アニメに出てきたっけ……?」と思ったあなたは鋭い。出てきていません。フレッシュのフの字も出てきていませんが、主人公・後藤ひとり役の青山吉能さんが熱愛するハンバーガーチェーンであり、自身のラジオで推しまくっていたらコラボが実現するなどして、聖地の1つのようになっています。

かく言う私、これまでフレッシュネスバーガーには行ったことがありませんでした。しかし、いい機会なので今回初訪問。声優に影響されて来店するチョロいオタクです。

初めて来たし、本命*1はとっくに終売しているし、ここは看板メニューの「フレッシュネスバーガー」のセットを注文。見た目はちょっとモスバーガーっぽい感じ。しかしバンズには北海道産の栗かぼちゃが練り込んであるそうで、大変うまい。

腹ごしらえを終えたら聖地巡礼スタート。最初はやっぱりここ、「下北沢SHELTER」。アニメでは「STARRY」の名前で登場したライブハウスです。うーん、文字こそ違えど、雰囲気はそのまんまやね。余談ですが、入口にはオタク除けだか何だか分かりませんがカラーコーン(右に写っているやつ)が並んでいるので、この距離からの撮影しかできませんでした。

続いてはコチラ。アニメ第4話で「アー写*2を撮ろう!」と言って結束バンド一行が街を練り歩いた末、たどり着いた場所です。ちょうど日差しが壁一面に当たっていい感じ。

私が訪問したときには、いかにもな風貌のオッサンが2人いて各々写真を撮りまくっていましたが、そのあとから女の子同士で来たらしいファンが続々とやってきて、安堵する(?)と同時にファン層の広さを実感しました。

「タイムズ下北沢第8」

この壁があるのは駐車場の敷地内ですので、入出庫のクルマにはご注意を。また、聞くところによると、ここら一帯は再開発のため消えゆく運命にあるそうです。訪問されたい方はお早めに。

もう1つ訪問。「マルシェ下北沢・本多劇場」です。作中だと「本丸劇場」の名で登場しました。サブカルクソ野郎御用達のヴィレッジヴァンガード*3もあります。

写真左には、ギターを持ったマッシュ……ではないですが、3人組がいますね。彼らの後ろには『ぼざろ』のポスターが貼ってありました*4

 

東急世田谷線乗車

全部巡ろうとするとキリがないので、今回はこのあたりで切り上げ、東急世田谷線に乗りに行きます。小田急線で下北沢から豪徳寺へ行き、すぐ近くにある山下駅へ徒歩で移動。

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世田谷線は、京王線の下高井戸から東急田園都市線三軒茶屋までを結ぶ路線。東急電鉄はほとんど門外漢の私、世田谷線も初めての乗車です。2両編成の小さな車体は路面電車っぽいですが、全線専用軌道(=線路のみ)で、道路と一緒に走る部分はありません。平面交差はあるけどね。

山下から終点の三軒茶屋まで乗車し、折り返します。そのまま下高井戸へ乗っただけではつまらないので、どこかで降りてみようと思い、松陰神社前で下車。

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駅から商店街を歩くこと数分。名前の通り、幕末の思想家である吉田松陰を祀った神社です。社務所は閉まっていたので、とりあえず参拝だけ。

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社殿の横には吉田松陰墓所もありました。

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参拝を終えて再び世田谷線に乗車。「幸運の招き猫電車」の編成でした。夕方のラッシュが始まり、学生などで車内は混雑していました。

その後、終点の下高井戸から明大前へ行き、本日2度目の井の頭線で吉祥寺へ。中央線に乗り換えて立川に投宿。久しぶりに会う友人と飲みに繰り出したのでした。

そうそう、彼も『ぼざろ』を視聴済みでしたので、ちゃんと下北沢で手土産を買って渡しておきましたよ(笑)。

友人に渡した手土産

 

 

*1:スパムバーガー

*2:アーティスト写真

*3:とか言ってるけど、私は長岡市リバーサイド千秋ヴィレヴァンがオープンしたとき以来のファンである

*4:って、帰ってからポスターの存在に気づいたけどな!オタクは視野が狭い!!